
渡辺徹さん死亡の報道を受けて
俳優の渡辺徹さんが亡くなったとのことです。とても好感度の高い、ほぼすべての人に不快感を感じさせないであろう、好印象男性の一人であったと思います。
渡辺さんは、糖尿病が進行した結果として糖尿病性腎症となり、数年前からは人工透析を行っていたとのことです。
また、今日の常識からすれば、明らかな肥満体系でしたから、健康を維持し、早死にしたりすることがないように、相当きついダイエットをしていたようで、ここ1~2年の間に、見違えるほど痩せて、といっても細身体型とまではいきませんが、ややふっくら気味の標準体型に近づいていたという印象です。
死亡診断書上の死因は『敗血症』であったとのことです。敗血症というのは病気というよりは、症状、状態を表す言葉なのですが、昔とは定義が変わっています。
昔、と言ってもいつ頃のことであるのかは定かではありませんが、『敗血症』とは「何某かの炎症、細菌感染により細菌が繁殖し、血液中にも細菌が多く観察される状態」であったのですが、必ずしも血液中では細菌が観察されなくても、免疫力が体内細菌に負けている状態、と言いますか、自己の免疫力では細菌増殖を抑えることが出来ない状態、という定義に変わったとのことです。
つまり、非常に恐ろしい細菌、たとえば破傷風菌であるとかペスト菌に感染、増殖されてしまっている訳ではなくても、連鎖球菌、ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌といった、強い毒性を有しない細菌であっても、増殖を制御できなければ命にも係る場合がある、ということです。
治療法
主力になっている細菌、ウイルス等を特定し、有効な抗生剤や抗ウイルス薬を投与するということに尽きる訳ですが、複数種の細菌に感染している場合や、炎症部位によっては細菌の増殖によって臓器の機能が低下し、とくに腎不全を起こしている場合には、多臓器不全に至りますので、生命の危険が高まります。
透析は、体に大きな負担を与えるのだそうで、もともと人工透析をしている方の場合には、敗血症状態に陥った場合に、腎機能が低下したからといって、透析装置による透析や腹膜透析も、それだけで逆に命を落とす場合もあって、行えないということです。
人工透析をしていらっしゃる方は、やはり基本的には常に不利な状態に置かれている、ということになります。
ワクチンとの関係
渡辺さんの場合、奥様の榊原郁恵さんの言うことは素直に聞いていたのだそうで、痩身に貢献したあのダイエットも奥さんの強い勧め、監視があり、さらにはどなたか医師の指導の基に行ってきたものと思います。
継続的に人工透析治療を受けている方は、タンパク質摂取制限も必要になってきます。
実際は肉類に含まれるリン(P)の過剰摂取を避けるためということのようなのですが、リンの1日摂取総量上限と共に、1日当たりタンパク質は60g に制限されるのが一般的です。
1日でも早く痩せさせよう、長生きしてもらおうと、ひょっとしてタンパク質摂取制限もやり過ぎてしまえば、当然タンパク質摂取不足によるアミノ酸不足に陥る可能性も出てきます。
アミノ酸の不足は、ヒトの場合1万種類以上存在するとされる、ヒト用酵素の合成にも欠かせませんから、必要なたんぱく質合成に支障がでる可能性も否定できません。
渡辺さんは、当然『基礎疾患有り組』に該当しますし、何と言っても有名人ですから、主治医的な立場の方は、ワクチン接種を優先的に行うか、または接種を強く推奨してきたものと考えられます。
一方で、タンパク摂取不足、一方で本来不要なたんぱく質(複数種のコロナ抗体)をワクチンによって産生させられ、勝手な想像ですが、オミクロン対応のワクチンもイの一番に接種していたのではないかと類推されます。
そうなりますと、ワクチンを打たなければ、ひょっとしたら死なずに済んだのかもしれない、ということも考えてしまいます。
つまり、ワクチンによって複数種の新型コロナウイルス中和抗体の産生を優先させてしまったがために、いろいろなタイプの抗体等免疫細胞(タンパク質)に十分に手が回らず、結果的にその他の、本来であれば致命的にはなりにくい細菌類の繁殖を許し、最終的には負けてしまった、という可能性です。
コロナワクチン接種者の増加によって、帯状疱疹発症者が激増したのと同じ原因であると考えられます。
事実として、ワクチン接種率が最も高い60歳以上が、各年代の中でも一番抗体保有率が低い、という報告があります。
高齢者の場合には、生命を優先させるという本能の指示で、複数回のワクチン接種をしたものの、新型コロナウイルス抗体産生を控えてしまった結果ではないのか?という考えも成立します。
基礎疾患有り、であるとか高齢者においては、3か月に一度といったような頻繁なワクチン接種は、非常に問題がある、という可能性を頭において置く必要はあるかと思います。
志垣太郎さんも亡くなっていた
ちょうど私と同年で、最近では目立ったテレビ出演などはまったく無かったようですが、俳優の志垣太郎さんが今年3月に亡くなっていた、という報道もなされました。
半年以上も、亡くなったという事実が報道されることがなかった、ということは、最近はテレビ、映画がらみの出演予定は、まったく無かったということだったとは思われます。
亡くなったのは、仕事、テレビ番組とかとは関係のない、地味なローカルな仕事だったのでしょうが、出張先の佐賀県内のホテルで死亡していたとのことです。
一応の公表された死因は『心不全』とされていますが、発表が著しく遅くなったことで、自殺説やワクチン接種が原因?といった噂も流れています。
詳細な発表がありませんから、何とも言えませんが、今年(2022年)2月、3月と言えばワクチン第3回目接種のピーク時期であり、以前ご紹介した超過死亡数が異常に増加した時期でもあります。
確実に言えることは、志垣さんの死亡は、3月の超過死亡激増の中の一人であった、ということです。
Comment On Facebook