西式健康法

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正気の沙汰とは思えない 時事15

約11分

                  正気の沙汰とは思えない

 小児に対する新型コロナウイルスワクチン

 この「正気の沙汰とは思えない」というフレーズは何度か使った記憶があります。成長途中の幼い子供たちに対して、中長期的な安全性がほとんど確認されていない、しかも、メッセンジャーRNAワクチンという、従来とは作用機序も全く異なり、使用歴も極めて短いワクチンを接種しようと企図していることが判明した時であったと思います。

その後、2022年1月21日は5歳以上の小児に対する製造販売が承認されました。実際の接種開始は3月頃からではないかと言われておりましたが、その後の続報には接していません。
小児に対する接種については保護者の『努力義務』を課さず、つまり、制度としては明確に任意接種であることを強調しています。また、covid-19 で死亡した対象年齢の子供は一人もいないということです。

努力義務を課さないということは、接種によってどのようなことが起こっても、少なくとも政府としては責任は負いませんよ、あくまで自己責任ですからね、と宣言しているということです。

一方で、子供自身は大丈夫でも、家庭内の高齢者には感染させる可能性があるから、できれば接種させるべきという、マスコミ主導の誘導が行われていることも事実です。

前回ブログで申し上げたかと思いますが、三世代が居間などの同一空間で、相当長時間一緒に過ごしている家庭がどれだけあるのかということについては、まったく紹介されません。現在では少数派でしょう。

三、四世代同居の家庭に限っての接種推奨(ところが実際には、前述のとおり『努力義務』を課すつもりはありません)であれば解らないでもありませんが。

ファイザー社が公表したデータでは、6ケ月以上2歳未満の子供へのワクチン2回接種治験ではそれなりの効果が得られたものの、2歳以上~5歳未満では効果が得られず、3回接種による治験を開始するとのことです。

同じ条件で比較試験をして、年齢帯でこうも結果が異なるということになると、私が懸念しているように、これまでの多種ワクチン接種による不要不急の抗体たんぱく産生強要であるとか、年齢帯によって必要タンパク質の傾向が異なるから、と考える以外に説明が付かないのではないかと思います。

それでも、2回でダメなら3回目、それでもダメなら4回目というように、とにかく回数を増やしていけば良い、という発想も正気の沙汰とは思えません。

この年齢帯による有効性の著しい差異が、データのばらつきや捏造によるものではないとするなら、私が申し上げている以外の原因は考えにくいと思います。

接種回数を増やして、小児にもCOVID=19 抗体を無理やり造らせるようなことをしていると、当然ながら、その他の抗体は十分に造ることが困難となりますから、例えば、風疹ワクチンを接種したにもかかわらず、風疹にかかり易くなる、風疹ワクチンも効果が低下したようだ、または、思ったより有効期間が短かった、といったような報告が今後増えていくのではないかと思います。

以前から申し上げていることですが、ジフテリア、破傷風などは、もともと発生数が非常に少ないので、その抗体を造らなくなったからといって、ほとんど実害はないものと思われます。
しかし、それらの抗体量を検査すれば、いずれ『ジフテリアや破傷風の免疫は意外と持続しないことが判った』、といったことになり、一定年齢に達したらさらに追加のワクチン接種を行うことが望ましい、ということになってしまうのでしょう。

この不要不急の『抗体』というたんぱく質を、ワクチンによって強制的に産生させるということは、年齢帯によっては脳の発達などに重大な影響を及ぼす可能性を否定できませんし、ある年齢から急速に発達を始める、生殖に関する能力に影響を及ぼす可能性もないとは言えないでしょう。

最近の出生率の低下にも、ここ数十年で非常に増えたワクチン接種が関係している可能性もないとは言い切れないのではないでしょうか。

2歳児以上はマスク着用を

保育園等で、2歳児以上には強制するようなことがあっては絶対にならないが、マスク着用を推奨すべき、ということになりました。

これは、政府分科会の答申だか見解を受けて、厚労省も承認、発表したものですが、これに対して東京都医師会の定例記者会見で、一人の理事(小児科)から強烈な反論が出されました。

要約しますと、『マスクをすると息苦しく感じるが、気道に圧が掛かり十分な酸素が取り込めていないことによる。子供は運動量も多く心肺機能への負担が大きい。また、嘔吐した場合に気管に詰まって窒息リスクを上げる可能性もある。大人を守るためという理由で子供を犠牲にするようなことは容認できない』という内容です。

基本的にはまったくその通りです。ただ、『気道に圧が掛かり』というのは科学的、物理学的には正しい表現とは言えず、『吸排気抵抗の増大によって』と表現すべきでしょうし、酸素を取り込むのではなく『空気を充分に取り込めない』というのが正しい表現であるとは思います。

内燃機のエアクリーナーエレメントに、ゴミが多量に付着してしまったのと同じ状態のことを言いたいのだと思います。
昔のレーシングカーは、メッシュの細かいエアクリーナーは装備していませんで、大きな異物の侵入を防ぐ目的の金網程度のものしか装着していませんでした。
吸気抵抗の増大によってして出力が低下、というより吸気抵抗の増大により、吸気抵抗に打ち勝つために余計なパワーを消費してしまうということです。

呼吸であれば、胸郭の拡張時(吸気)収縮時(排気)に使用するための筋肉を動かすために、余分なエネルギーが必要になるということです。

短時間ならともかく、保育園滞在時間が12時間以上に及ぶようなお子さんであれば、そのために要するエネルギー量は馬鹿にならないレベルであり、今後の成長にまで影響を及ぼす可能性もあります。

もちろん、普通に考えれば、そんな難しい考え方をしなくても、マスクを常時着用して、常に吸排気抵抗を大きくさせる、ということは誰にとっても健康に良い訳がありません。

そこでもう一度、マスクの効用について考えてみたいと思います。

マスクは何のため?

 当初、感染経路が飛沫感染(目に見えるレベルの微細な水滴状の物質)と接触感染であると考えられていた時(今でも政府分科会などはこの説に固執しています)には、マスクで飛沫飛散を防止して他人への感染防止、同時に自分のための感染予防策として飛沫吸引を防止すると考えられていました。

手洗い、手指消毒はで接触感染の予防、ということになっておりました。手指についたウイルスが顔を触ったときに顔につき、それを犬猫でもないのに口唇の周囲を舐め回す人が結構多いと考えているのか、そういう経路で体内に侵入してくるから、それを防ぐには、手洗い、指掌消毒となっていたわけです。
ばかばかしくて情けなくなりますが、今でも国立感染症研究所の公式見解はそうなっているようです。

感染研所属でも、一線の研究者がそのようなことを考えていないことは明白ではあるのですが、先輩に対する批判めいた発言をすると、後々の再就職先斡旋で不利益を被ると思っているのでしょう。

今日では、圧倒的に感染ルートの主流は、実質的な空気感染であり、手洗いも、手指消毒も、器材の消毒も、仕切りのボードもほとんど意味がない、ということがほぼ世界の常識になっています。

そうなりますと、息苦しさを感じ、健康という面ではマイナスであることが確実であるという事実に目をつぶって、それでもマスク着用が相対的に、つまり天秤にかけた結果としてプラスの方が大きいと考えるのかどうか?ということが最大の焦点であるべきです。

ワクチンもそういう理由で接種を推奨しているわけです。過酷な副反応が少なからず出てしまうのは事実であるけれども、多くの人にとってCOVID-19 に罹るよりはマシなはずだから、ワクチンを接種しましょう、ということになっているわけです。

言うまでもありませんが、ワクチン接種は健康にも良いし、おまけにCOVID-19 にも罹り難いと言う訳では全くありません。もし、そうであるなら、私も積極的に接種します。

ガーゼマスクはまったく無効、ウレタンマスクもかなり能力的には劣る、不織布マスクの2枚重ね以外は、あまり効果がない、ということが一部では常識になっているようですが、それが何に対して、どういう条件での有効性評価であるのかといったようなことも、まったく掘り下げられることはありません。

実質的には空気感染

再三申し上げていることですが、まず、『実質的な空気感染』ということを認めるのかどうかで、対応はまったく異なってきます。

『アウトブレイク』というダスティン・ホフマン主演の映画をご覧になった方であればお判りでしょうが、空気感染の可能性がある強毒性ウイルスを取り扱う場合、それらウイルスは米国CDC等では『レベル4』と分類されているようですが、密閉された陰圧室の中で、宇宙服のような潜水服のような服を着て、実験等の操作を行います。

実質的な空気感染で、ウイルス性の疾患である場合、仮にN-95マスクであっても、同じ室内の空気をろ過して呼吸する、ということ自体があり得ないわけです。

なぜなら、N-95マスクの規格は1μm以下(μm=マイクロメーター=ミクロン。実際のサイズ規定は定めていない)の真球状の物質を95%止める、通過させないという規格なのですが、ウイルスは100~300nm(nm=ナノメーター=μmの1/1000)であり、コロナウイルスは小さい方で100nmであるとされています。
ほぼ、確実に止めてくれると期待されるサイズの、さらに1/10の大きさですから、もともと、通り抜けてしまうサイズですし、以前にも申し上げましたが、だれも飛沫核の映像もサイズも形状も特定できてはいません。

さらに、これらはまったく隙間が存在しない状態での試験結果ですから、一日中マスクを着けていてもへっちゃら、すっかり慣れた、なんて思っているような方々の装着の仕方では、ほぼウイルスやウイルスが付着した飛沫核は隙間から素通りです。

一時は、日本ではマスクの装着率が高いから、コロナ感染者が少ない、と勘違いした時期がありました(今でもそう思い込んでいる人は結構多いのかもしれません)が、オミクロン型になってからはご承知の通りです。マスクはほとんど、少なくともあまり役には立っていない、と認めるべきでしょう。

無理やり整合性を付けようと、『オミクロン株だけは空気感染?』という、科学性ゼロの説を一時一部学者やマスコミが流そうとしていましたが、さすがに無理だということになったのか、最近では誰も言わなくなりました。

くどいようですが、新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスも、圧倒的な主流感染ルートは、実質的な空気感染による呼吸器系細胞への付着です。

マスクの目的は

 装着者本人の感染防止が目的であるのか、万一感染した場合に他人への感染リスクを減らすことが目的なのか、どうもそれすらはっきりしません。

両方にそれなりの効果が期待できるなら、毎日十万人近い新規感染者の発生の説明が付きません。日本はマスク装着率が異常に高いことは紛れもない事実です。

例えば、一人で自動車を運転中にマスクを着用している人は何のためにしているのかと言うと、空気中を漂っているウイルウを吸引しないため?

もし、そんなことで感染するなら、すでに世界中の全員が感染しているはずです。

2歳児に装着を強要したところで、ほとんど守れないでしょう。子供は本能に忠実に従いますから、ちょっとでも呼吸が阻害されていると感じたら、マスクを外すかずらして呼吸が楽になるように振舞います。

ただでさえ、効果がほとんどないマスク装着を、そうやって幼児にまで強要する理由は何かと考えたのですが、これまた穿(うが)った見方と思われても仕方ありませんが、私は次のように考えています。

巧妙な同調圧力利用?

もちろん、厚労省としては『絶対に強要するようなことや、差別につながるような形になってはならない』ということを繰り返し述べてはいますが、これこそが巧妙な手口の一環です。

2歳児であれば、あまり告げ口などという発想も出ないでしょうが、もう少し大きくなると必ず『良い子』が「先生〇×ちゃんがマスクしていません~」と先生に訴えます。
そこで、保育園の先生が「告げ口してんじゃねぇぞ、こら。最低のチンコロ野郎」と告げ口をした子を責めてくれればまだ良いですし、厚労大臣の意向にも沿った行動ということになるのですが、実際はそうなるとは全く考えられません。
「あらあら、〇×ちゃん、マスクしましょうね、決まりだから。苦しいの?」とでも言うしかないでしょう。言われた子は多少の苦しさを我慢して、「ううん、平気」とか言ってイヤだけれども装着します。
それからは告げ口合戦になります。子供はある面非常に残酷な一面を持っていますから。

本格的な監視社会の始まりです。

もともと基礎知識からして、幼児に科学性を期待しても無理に決まっているのですが、昨今では、大人やマスコミ関係者、学者でさえも科学性に欠如した思考ができてしまう人間が著しく増加しています。

マスクの効果を科学的に追及、探求しようとする姿勢は一切見られず、とにかく、お上の言うことには逆らわず、お上はお上で、憲法に触れる可能性のあるような法律を無理に制定しなくても、上手に情報を流して誘導すれば、日本人の国民性、平均的な思考回路による同調圧力を利用して、思い通りにできる、というように考えているのでしょう。

2歳児にマスク装着を推奨しても素直に装着するわけもないし、それが感染拡大防止にほとんど役に立たないことも承知していながら、こんな意味不明なことを政府が公式に言うのはどういう理由に因るのか。

その動機、真の目的は、幼いときから同調圧力によって、何となく全体の流れに従ってくれる子供、最近流行の『例え』で言えば、ヒトラーユーゲントに育てようとしているのではないか?などと考えてしまいます。

 

 

 

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