西式健康法

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緊急報告『マスクをするな』 時事11

約9分

今日の社会常識の中では、『マスクをするな』といったようなことを主張しますと、あっという間に YouTube など閲覧不能にされてしまう(社会通念上、容認できないレベルの虚偽情報という判定によるものらしいです)とのことですし、ホームページも「404 Error、 お探しのURLは現在存在しません」といったことになり兼ねませんので、最初に結論を申し上げておきます。

単なる、「アンチ常識」、「反社会的思想」というように思われても困りますので。

マスクをしなくてもよい状況なら
 直ちにマスクを外せ

 これが結論です。自動車に1人で乗車中にもかかわらず、運転者がマスクを装着している状況をよく見かけますし、マスクの害については全く考えていないと思われる人が多いように思います。

  マスク着用は、感染予防効果はあまりありません。本当は、N-95同等性能以上のマスクを隙間なく、完全な状態で装着しない限りほとんどない、と言いたいくらいなのですが、一方で呼吸の際の吸排気抵抗を著しく増加させます。

マスクは、呼吸器、循環器に障害、異常がある方々とっては、非常に大きな負担となります。順次説明していきますが、先に、関連用語について少し解説を加えておきましょう。

自宅療養、宿泊療養

実際にこの記事を書こうと思った最大のきっかけは、テレビの報道番組でした。
すでに、東京都の場合、3~4日前時点で自宅療養者が17,812人、宿泊療養者が1,908人となっていた日の報道番組ですから、取材時はさらにその1~2日前であったと思われます。

念のため説明しておきますが、自宅療養者や宿泊療養者というのは、明らかに感染してはいるものの軽症に分類された方々で、咳や発熱といった症状はあっても、血中酸素濃度の低下は見られず、自分で食事もとれるし、トイレに行くことも可能、といったレベルの方々です。

宿泊療養が優先(医療、観察密度は当然家庭療養より充実)なのですが、用意してあった宿泊施設室数が十分でなく、あふれてしまった方々が、やむを得ず自宅等で待機している、させられているという状況です。

実際の報道内容

自宅療養者の家庭、と言っても一人暮らしなのか、家族はどちらかの実家にでも非難させているのかは不明なのですが、取材に応じている際の状況が、廊下に座り込んで、息も苦しそうだし、時々咳き込んでいるのですが、驚いたことにずっとマスクをしたまま取材陣に応対しているのです。

もちろん、取材チームがいないときには、マスクなど、ただでさえ呼吸機能が低下している状況ですから、外しておられるとは思いますが、そういったことに対する報道側の配慮、姿勢が全く見られませんでした。あきれてしまいました。

人前でマスクをするのは、どんなに暑い日であってもズボンをはくのと同じとでも考えているのでしょうか。
私の感覚からすれば、そういった状態の方に取材に協力していただく際には、実際に有効な対策であるかどうかは別にして、『取材側が防疫対策に万全を期しており、感染拡大に対する配慮は十分になされています』といった、スーパーなり、ナレーションを入れれば良いことです。

患者の呼吸を妨げることがないよう、感染者の方の環境を優先すべきなのですが、それがなかった、はっきり言えば、患者にリスクを負わせて、放送局は視聴率稼ぎが優先なのか?と感じてしまいました。

感染者本人にとっては
 マスクは有害以外の何物でもない

以前から再々申し上げていますが、実質的な空気感染を否定し、マスクの科学的な有効性も実験、検討することもなしに、まるで、おまじないのお札でも貼らせるような感覚で、マスク装着を実質的に義務化、常識化することは、今日のような近代社会では異常事態と言わざるを得ません。
(ブログ 時事02「新型コロナウィルス その後② 緊急報告」及びブログ 時事05「マスクの有効性について」をご参照ください)

何と言っても、「マスク装着は熱中症の原因にはならない」という結論の、お話にならないレベルの番組をNHKが平気で制作、放送するくらい、マスクの重要性というか、有効性を信じ切っているようなのですが、(ブログ “時事10「マスクは熱中症と無関係?」をご参照ください)、マスクが感染予防に確実に、あらゆる状況下においても有効である、といったようなエビデンスはありません。大きな飛沫の吸引と放散を防いでくれるだけです。

当初、先進国の中では日本が異常ともいえるくらい、COVID-19感染が広がらない理由として、日本人はインフルエンザシーズンのマスク装着が習慣になっている人が多いからではないか?といった見解も見られましたが、もしその仮説が正しいのだとするなら、現在第4波だ、いや第5波だといった議論も起こらなくて済んでいるはずです。

同種のことでは、日本で新型コロナウィルスの感染者が増えないのは、BCG(結核ワクチン)接種の副次的効果ではないかと、本気で主張している(バカな)学者がいましたが、いずれ、それと同じことになる、つまり、いずれは誰もマスクに対する過剰な期待は抱かなくなるとは思います。

感染者にとってマスクは
 ウィルス再吸収による悪化を起こす

もちろん、マスク装着による最大の問題は前述のとおり呼吸障害です。呼吸の際の吸排気抵抗を大きくしてしまうことによって、呼吸筋の負担を増大させます。
ただでさえ、免疫を持たない深刻な感染症対策の基本である、免疫が発動するまでの体力消耗が著しく増大すること、これは高齢者等にとっては、時として致命的です。

さらには、当然の帰結として、肺の換気不十分に陥るリスクを上昇させます。血中酸素濃度が低下してくると、比較的容易に多臓器不全を起こします。とくに、心不全傾向がある人は、これまた致命的になることがあります。

そして、忘れてはならない重要な要素、誰も気にしていないことですが、マスクを装着することによって、呼吸するたびに本来なら大気中に放散させていた、ウィルス交じりの呼気を再吸収してしまうことがあげられます。
(ブログ 時事03「新型コロナウィルス その後⓶の後半をご参照ください」)

時事03 でご紹介した論文にありますように、症状を発するというか、ウィルスの増殖のために乗っ取られた細胞は、体内でウィルス自らが移動することによって、症状(感染部位)が広がったわけではなくて、吸い込んでしまったウィルスが各々の部位で定着、活動を始めただけ、という説です。

これはCOVID-19 で確認されたわけではありませんが、季節性インフルエンザでは確認されていることです。

PCR陽性、味覚、嗅覚異常、微熱程度で済んでいる人も、マスク装着をして、換気不十分な施設(集中空調システムのホテル)に長時間滞在していると、それによって、より症状を深刻化させることがある、という認識を持つことが必要です。

もちろん一般的には、感染者が同一施設内に居れば(しかも複数)という前提ではあるのですが、宿泊療養で滞在している場合は、担当医療関係者とそのホテルの従業員等以外の全員が感染者ですから、そのリスクはダイヤモンド・プリンセス号どころではありません。もちろん空調システム次第なのですが。

そういう意味では、同じ宿泊療養施設でも、個別空調(各部屋ごとに個別のエアコンがついている)で、全開にはならなくても窓が開いて換気が可能、というのが、本来は絶対必要条件ということになります。

話を戻しますと、マスク装着によって、鼻粘膜や咽頭だけで済んでいた感染部位が、マスクのせいで呼気に混じるウィルスを再吸収してしまったことにより、感染部位を広げる、重症化する恐れが非常に高い、ということを申し上げています。

とくに無理にマスクをしていると、十分な換気ができませんから、より深い呼吸になると思われるので、肺の深部肺胞まで感染させてしまう恐れが高いと思われます。

これが、自宅待機中に急激に症状が増悪する原因のひとつである可能性もあります。ご家族がある方なら、家族が様子を見に来てくれたり、食事の受け渡し、トイレへの往復の際など、苦しい呼吸ながらも家族への感染リスクを少しでも減らそうと、無理してマスクを装着している可能性もあるかと思います。

マスク装着が原因となって、自らの感染部位の拡大、軽症であったのに気管支から肺の深部まで感染部位を広げてしまうことになる、ということがある、ということです。

くどいようですが、インフルエンザも新型コロナウィルスも、実質的な空気感染が主要感染原因です。

これまたくどいようで恐縮ですが、非常に重要なことですから、もう一度申し上げておきます。

軽症で、自宅待機、療養所待機中に、訳もわからずマスクを装着することは致命的な事態を引き起こすことになる可能性が大きいということです。

また、自動車運転中、同乗者がいないのであれば、必ずマスクは外してください。

仮に、大気中に超低濃度で漂っているウィルスを吸引したところで、それが原因で発症することは100%ありませんが、万一すでに感染していた場合には、重症化の有力な要素になるということです。

偏った論理に惑わされてはいけない
 ワクチン問題について

また、別に論述する機会もあるかと思いますが、今回の各種対策に関しては、極論と妥当な疑問を並立で紹介して、すべてが「お話にならないデマ」という、十把一絡げの印象操作を行うような意見、報道が多数見受けられます。

例えば、ワクチンに対しては、多くの人が信じてしまっている噂話として、ワクチン接種を利用して、人々に『世界支配のためのマイクロチップを体内に入れてる』といった、私を含めてほとんどの人がバカバカしいと考えているような、超低級なウソ話と実際に想定され得る、深刻な副作用について同列で紹介されることが多いのです。

くり返しになりますが、ワクチンに関しては有効性も、副反応についても懐疑的な意見は黙殺され、妊娠初期のどう考えて影響がないわけがないであろう、妊娠初期の方々に対しても、『有害性に関する報告はない』と産科婦人科学会は公言しています。

確かに『不妊症』になるかどうかと問われれば、私もその可能性はほとんどないとは思いますが、「子供が将来的に何らかの障害を持つようなことは絶対にありませんか?」と問われれば、「胎児期の接種ですと、それは何とも判りません。まだ、それらに関しては実質的にはまったくと言ってよいほどデータがないからです」と答えるしかありません。

ワクチンには過去にそういった問題がいろいろとあったから、これまでずっと承認までに長い時間を掛けてきたわけですし、接種年齢制限も設定してきました。

そういった未知のリスクに目をつぶってまで、全員にワクチンを打つべきかどうか?ということになれば…

「ちょっと待ってください。もう少し様子を見ないことには誰にも判断できる訳がありません」と言うしかありません。

にもかかわらず、一刻でも早く、世界中の人に打つべきだ、来年早々には2回接種した人も3回目が必要だなどと、結果が十分出ていない時点でも、次から次と打たせようとする姿勢があまりにも強引、性急すぎて不自然に見えるからこそ、あり得ないような噂話まで広がってしまいます。

マスコミも、「ワクチンを打たないという選択も、個人の判断で尊重されるべき」、と、口先では言うものの、一方では自らの意思でワクチンを打たないような人は、人に対する迷惑、影響を考えない、自己中心的で愚かな人といった印象を抱かせるような報道姿勢であって、疑問を感じざるを得ません。

医学は、過去にも何度も、良かれと思って始めたことではあるものの、悪い結果を認識した後、責任問題をあいまいにするためなのでしょうか、判っていながら、誤った治療法、薬物を長期間、放任、黙認してきたという複数の明白な前科があります。

「過去にそういったことがあったことは事実ですが、今度ばかりは本当です。どうか信じてください」と言われても……、というのが私の正直な気持ちです。

この記事を書いた人

株式会社 西式サービス西会 本部長西 万二郎
昭和27年(1952年)東京生まれ。東京工業大学工学部付属工業高校機械科を経て立教大学社会学部卒業。西式健康法創始者、西勝造の次男・西大助(西式健康法普及団体、西会第三会長、故人)次男として生まれ、在学中より西式健康法西会本部に勤務し西式健康法普及活動を開始。昭和52年業務部長、昭和63年本部長に就任。主な著書に『西式健康法入門』(平河出版社刊、共著)がある

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