裸療法(空気浴療法、風浴)

(うんちく)

皮ふを空気にさらし、主として酸化作用ならびに尿酸の発散を促し、血液、リンパ液の浄化をつかさどるものです。

万病に効きます。

 

 

(準備)

裸になります。特に会陰部に空気の流通をよくすることに注意します。一糸まとわぬ裸が理想です。

毛布にくるまり座ります。

 

 

(方法)

時計を見ながら、秒針が適当なところに行ったときに、毛布をパット脱ぎ、窓を開けます。20秒たったら、また毛布にくるまり窓を閉め座ります。1分たったらまた毛布を脱ぎ窓を開けます。こういうふうに時間を変えながら11回脱ぎ着をします。

 

1回目 裸  20秒  毛布1分

2回目 裸  30秒  毛布1分

3回目 裸  40秒  毛布1分

4回目 裸  50秒  毛布1分

5回目 裸  60秒  毛布1分30秒

6回目 裸  70秒  毛布1分30秒

7回目 裸  80秒  毛布1分30秒

8回目 裸  90秒  毛布2分

9回目 裸 100秒  毛布2分

10回目 裸 110秒  毛布2分

11回目 裸 120秒  毛布をかけ、平床上にしばらく横になります

(ただし温まる時聞はその地方により適宜増減します)

 

毛布はなるべく暖かいものを用います。温まる時間は少しは長くなってもよいのですが、裸になる時聞は厳守します。

裸のときは、歩いたり、手足を動かしたりしてもよいが、毛布の時間はなるべく安静にして温まります。裸の時間は、身体のこわばった部分とか患部を摩擦するとか、あるいは金魚、毛管、または背腹運動などをするほうがよいです。

病人は、平床上(布団の上でもよい)で、看病人がふとんをはいだり、のせたりして行ないます。このとき、初めから4O秒まではあおむけの姿勢、5O秒から7O秒までは左上の横向きの姿勢、8O秒から1OO秒までは右上の横向きの姿勢、と12O秒は再びあおむけの姿勢で行なうとよいです。病人でなくとも、ふとんの出入りで行なって構いません。でも裸の時は動きましょう。

 

 

(行なう時聞)

一般には日の出前と日没後に行ないます。病弱者は、正午ごろの一番暖かい時刻に始めて、毎日30分ないし1時間ずつくり上げて、だんだんと午前五時ないし六時ころになるようにします。

病人は朝昼夜の三回行ないます。

食事との関係では、食前1時聞くらいから始め、食後は30分ないし40分後に始めます。食事とは常に40分の間隔を開けます。

入浴との関係では、入浴前には差し支えないが、入浴後は約1時間以上の時間をおきます。

一日の回数は、朝昼夜の三回が理想ですが、一日一回でも、朝夕二回でも結構です。病気を治す目的のときは、一日三回実行します。

がんのときは、その症状に応じて、一日六回以上十一回くらいやらなければなりません。

実行期聞は、始めてから30日間は、絶対に休まず継続し、そして2日ないし3日間休み、さらに30日間続けること。つまり、30日を三回やり、その聞に2、3日の休みを入れます。疾病治療を目的とするためには、この三カ月を四回くり返して、一カ年以上におよぶこともあるといいますが、面倒なので毎日実行しています。

季節との関係では、冬でも夏でも効果は変わりません。病気を治すために行なうときは、時間に関係なく、いつ行なってもよいです。

 

 

(初めて行なう場合)

以下の通り行なうとよいです。

第一日2O秒から始め7O秒まで行なう。

第二日2O秒から始め8O秒まで行なう。

第三日2O秒から始め9O秒まで行なう。

第四日2O秒から始め1OO秒まで行なう。

第五日2O秒から始め11O秒まで行なう。

第六日2O秒から始め12O秒まで行なう。

七日目以後は、第六日と同じに、フルコース行います。これは急激に、初めから12O秒まで行なうと、種々の症状を起こすことがあるからです。特に、長く病気であった人とか、虚弱の人とかは、この注意が必要です。