柿の葉からのビタミンC

(ビタミンCについて)

細胞を造るときにはコラーゲンとともにビタミンCが必要です。常に新陳代謝を行なう人体にビタミンCは必須です。常になので、常にビタミンCを欠いてはいけません。

 

 

(なぜ合成ではいけないのか)

ビタミンCは合成でも天然でも全く同じです。問題は、合成なのか天然なのかではなく、純粋な形でとるのか、不純物とともにとるのかです。

なるほど純粋なビタミンCをとれば、ビタミンCの血中濃度はすぐに上がります。でも、過剰な分はどんどん排泄され、すぐに血中濃度は下がってしまいます。ところが、不純物とともにとると、すなわち野菜や果物でとると吸収が遅いので血中濃度はさほど高くならず、しかもじわじわと吸収されるので長い間理想的な血中濃度を保てます。

では、こまめに合成のビタミンCをとればよいのか?ビタミンCはかなり酸性が強いので、胃腸に影響を与えてしまいます。

ビタミンCは常時一定以上の血中濃度が必要です。自然な形で、食物からとることが大事です。なお、サプリでもタイムリリースというものがあります。ゆっくりと吸収されるというものです。本当にその通りならば、非常に良いと思います。

 

 

(柿の葉茶について)

趣味にするのならば別ですが、とても自分で作っていられません。自宅に柿の木があるのならば、せいぜい若葉をてんぷらにするくらいで、あとは製品を買うのが現実的でしょう。

製品はいくつか市販されていますが、必ず西式ゆかりのものを購入して下さい。西勝造は特殊な製法を提唱していました。一般の緑茶と同じ製法では、ビタミンCとしては無効です。

 

 

(飲み方)

朝ポットにお湯と一緒に入れれば一日中飲めます。電気ポットだと再沸っとうの際にビタミンCが壊れてしまいます。携帯ポットの金属が気になる方は象印のポット(内面フッ素コート)にしましょう。また、水に入れても出てきますので、どちらでも。水と柿茶は半々で飲まなければいけませんが、水出しの場合は、柿茶だけでokです。

柿の葉茶に使うポットは柿渋によって非常に汚れます。柿の葉茶専用にしましょう。

 

 

柿の葉の煎じ汁の作り方

 

柿は渋柿でも甘柿でもさしつかえない。六月から十月までの間がビタミンCが最も豊富である。とにかく青い間はよろしい。葉をとって二、三日蔭干しにして、二つ折りとし、主脈を切り取って、これを横に一分くらいに刻む。釜か鍋に水一升一合五勺(2,070cc)を沸騰させ、この中にいま準備した柿の葉百枚分を入れ、手早くかきまわしてふたをして正確に三分間煮出し、ただちに火から下ろして鍋の外から冷水で冷やす。

冷えたならば、ガーゼ三重くらいで数回こすと約一升(1,800cc)の煎じ汁ができ、これを口の小さいビンに詰め、外を茶色の紙で包み、戸棚のような冷暗所に蓄えるのである。

この中には100グラム当たりビタミンCを60O~800ミリグラム含むから、普通一日30グラム(一合の六分の一)をとればよい。汗の100グラムの中にはビタミンC10ミリグラムを含むから5O0グラムの汗をかけば、50ミリグラムのビタミンCを失うから、柿の薬の煎じ汁10グラム飲めば、その補充が充分つく計算になる。人工栄養の乳児には、一日2Oグラムを分与すると発育がよろしい。熱病患者にも一日40グラムくらいを飲ませると下熱する。