六大法則の実行

西医学健康法の六大法則のうち、平床、硬枕、金魚運動の三つは、解剖学的歪みの矯正であり、つぎの毛管運動、合掌合蹠、背腹運動は、生理的生化学的平衡状態を図るものであり、「良くなる能くなる善くなる」と思うことは心理的効果をねらったものであり、生水の飲用は、毒素の解消と生化学の促進に役立つものである。しかし、これは概括的なことで、みな互いに密接なる関連を有し、もちつもたれつで総合的渾然一体的効果を奏するのである。

六則の実行は、西医学生活、すなわち健康生活の基礎をなすものであって、宗教における戒律とも見るべきものであるから、実行を怠つてはならない。

その実行方法は、就寝に当たっては、まず第六の背腹運動を行ない、肌着をスッポリ脱いで浴衣の寝衣に着替え、平床上にあおむけになり硬枕を用い第四の毛管運動を行ない、その後で手首足首の回転運動または馬字三字の運動を行ない、その後でまた毛管運動を少しやり、つぎにふとんをかけて、枕をとって第三金魚運動をやり、これが終わってから、枕をして寝につくのである。

起床のときは、まず金魚運動をやり、それからふとんをはねのけて毛管運動をやり、それから便所に入り、排便を終わってから背腹運動をやるのである。これが終わってから、洗面という順序である。

下肢柔軟法とか、下肢を伸ばす法は、平床上で毛管運動が終わってからやるがよかろう。

便通はあってもなくても、起床して便所にはいる習慣がよい。便所で左右揺振を行なうと、便通を促すものである。

洗面にさいしては、コップに一杯の水を飲むことを忘れないこと。

この方法を三年間一日も休まず実行するならば、相当の健康をかち得るであろう。三年間一日も休まないということがきわめて大切なことである。