代表挨拶

西式健康法のホームページをご覧いただきありがとうございます。
西式健康法は創始者西勝造が昭和2年(1927年)に広く世間に公表して以来、多くの方々によって実践され、支持されてきました。

西式健康法という名称は、今では古臭い印象の名称ですが、私の祖父西勝造が大正年間から長年に渡って研究してきた一連の医学、健康に関する成果に対して付けられた名称です。人呼んで「西式健康法」というわけです。 

幼いころの勝造は虚弱体質で、原因のわからない下痢や熱病に悩まされ続けました。寿命は20歳までだと医師に言い渡された勝造は、現代医学には見切りをつけ、必死に古今東西のさまざまの医学書、健康に関する本を読み漁りました。なんとか健康になれるよう自分の体を実験台に使い、後に西式健康法として知られるようになる自己流の健康法を編み出しました。

自然界には病気の動物などいません。人間の体も動物と同じで、自然な環境で自然な生活をしていれば健康でいられるはずです。しかし、現代社会に生きる人間にとっては、狩猟生活に戻って生活するための森もなければ、手段もありません。そこで、文明生活をしながら人間の体をいかに自然な状態に戻すか、そんな目的をもって考案されたのが、西式健康法の食事療法や運動です。

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西勝造

 

西式健康法の基本は「症状即療法」という考え方です。

この言葉は、実は西式健康法創始者西勝造のオリジナル造語です。

漢方では大昔から伝わっている格言のように思っている方もいらっしゃるようですが、それは事実ではありません。この言葉を初めて表したのは大正時代後期であると思われます。漢方には「症状即診断」という言葉はあったようですから、この言葉をもじったのかもしれません。当時は英語等のヨーロッパ言語を理解できる人は非常に少なかったので、多くの方に意味が理解でき、しかもかっこいい言葉ということで漢語風の表現を用いたのでしょう。

この言葉の意味は文字通りなのですが、症状そのものは病気の本体などではなく、病気という特殊な状況を改善、脱却するための一時的な反応が現れたものである、つまり、一見すると異常な状態にしか見えない「症状」というものは、病気を治療しているが故の特殊な状態、反応にすぎないのだ、ということです。

症状さえ取り除けば病気が治るという発想は完全に誤りであって、むしろ症状を応援してやる必要があります。下痢をしたときに下痢の原料である水分摂取を断つことは最悪の治療法であって、赤痢でさえ生命を落とす場合があります。西式では下痢をしたときほど、多くの水を飲まなければならないと説いてきました。現代では適切な水分補給を行うのが常識ですから、赤痢で生命を落とす人はほとんどいなくなりました。

風邪も同じです、インフルエンザであろうがその他上気道炎であろうが、十分な免疫体制が整う前に解熱剤を用いると、せっかく盛り上がってきたウィルスに対する免疫体勢が解除されてしまい、ぶりかえすことになってしまいます。十分に免疫体制が整ったら解熱剤を使って良いのか?いえ、発熱させる必要がなくなれば自然と熱は下がるようにプログラムされています。熱は出てしまうものではなく、患者自身が作っているものだからです。

免疫学が進歩してきた結果、これらのことは今日では常識となりましたが、ついこの間まで近代医学はとんでもない勘違いに基づいて誤った治療を行ってきたというわけです。

西式健康法では、体に生じる反応には基本的に間違いがないと考えています。過酷な生存競争を勝ち抜いて実質的に地上最強の生命体となった人類が、進化の過程の中で備えた仕組みがそれほどお粗末であるわけがない、と考えています。

人になにがしかの症状が起これば、それは自然治癒力が働き始めたというサインであり、いかにそれを応援してやるか、補ってやるかということが一番重要であるということです。

 

このような考えに基づき、徹底的に人体を科学し、体系化したのが西式健康法です。

現在の医学は、経験主義に依存しすぎであると思われます。経験主義と商業主義の影響を強く受けている今日の医学常識に、一度疑問を持っていただき、あなたの今後の健康問題を再考していただくきっかけになれば幸いです。

 

西会本部 本部長 西 万二郎

西万二郎プロフィール

昭和27年(1952)1月生まれ、東京工業大学工学部付属工業高等学校機械科、立教大学社会学部産業関係学科卒。
西式健康法創始者、西勝造の次男・西大助(西式健康法普及団体、西会第三代会長、故人)の次男として生まれ、在学中より西式健康法西会本部に勤務し西式健康法普及活動を開始。
昭和52年業務部長、昭和63年本部長に就任。主な著書に『西式健康法入門』(平河出版社刊、共著)、『足首ポンプ健康法』(㈱メタモル出版)がある。