実践者の声

硬い枕使っています

 市販の木枕はどうもしっくりこなくて、あれやこれや試しているうちに、結局全サイズがそろってしまいました。
それでもしっくりこないので、枕の下に雑誌を付けて高さを変えたりして調整しております。雑誌だとページを破けば、いくらでも高さ調整できるのでよいです。
枕を二つ並べて接着しロング枕を作ると、肩に対してしっくりきてよいです。
でも、最終的には丸太を自分で削るのが一番ですね。

板の上で寝ること

 最初はシナベニヤ(ラワンと違い表面はつるつるです)を使用していましたが、冬冷たくてどうにかならないものと長年悩んでいました。桐の一枚板がいいと聞き、早速試してみました。厚さ1cmのものを買ったのですが、ふにゃふにゃでとても使い物になりませんでした。あとで聞いたところでは、桐の場合畳の上で2cm、ベッドだと3cm必要だそうです。
 というわけで、3cmを買い直しました。板なんかは既製品で買うとバカ高いので、近所の材木屋で買って、自分で角を落としています。それでも桐の3cmは2万しました。 非常に高かったのですが、使って驚き、快適、冬が楽しくなるほどです。
 板はなるべく厚い方が気持ちよいですね。ベニヤを1mくらい積み重ねた上に横になったことがありますが、非常に快適でした。シナベニヤを使うのでも1.8cm以上のものがよいと思います。

朝食べていません

中学一年以来、朝は食べていません。でも、夜食を食べていたりして、正しい方法ではありませんでした。
朝食廃止は全体の食事量を減らすものです。減らした分、昼食や夕食を増やしてはいけないのです。もっと不健康になってしまいます。朝食は食べないが、食べられる、食べたいくらいに毎朝空腹でなければなりません。

まず夜食や間食をやめる。それに充分慣れてから、初めて朝食廃止に取りかかります。いきなり零にしても大丈夫な人もいますが、徐々に朝食の量を減らしていくのが無難です。
朝食は食べないが、水を飲みます。甲田医院では代わりに青汁を飲んでいました。青汁を飲むのであれば、いきなり零にしてもよいでしょう。

柿の葉茶を飲んでいます

渡辺医院方式で、朝、ポットにお湯と一緒に入れて一日中飲んでいます。電気ポットだと再沸っとうの際にビタミンCが壊れてしまいます。ただの保温ポットでも保温中に壊れていくそうです。水出しにすればよいのでしょうが、温かいものを飲みたいのでこうしています。
ポットの金属が気になるので、私は象印のもの(内面フッ素コート)を使っています。柿の葉茶に使うポットは柿渋によって非常に汚れますので、柿の葉茶専用にしています。
製品はいくつか市販されていますが、西式ゆかりのものでないと製法が違います。私は西会本部のものを使用しています。

ビタミンCというものは、細胞を造るときにはコラーゲンとともに必要です。常に新陳代謝を行なう人体にビタミンCは必須です。常になので、常にビタミンCを欠いてはいけません。
ビタミンCは合成でも天然でも全く同じです。問題は、合成なのか天然なのかではなく、純粋な形でとるのか、不純物とともにとるのかです。
なるほど純粋なビタミンCをとれば、ビタミンCの血中濃度はすぐに上がります。でも、過剰な分はどんどん排泄され、すぐに血中濃度は下がってしまいます。ところが、不純物とともにとると、すなわち野菜や果物でとると吸収が遅いので血中濃度はさほど高くならず、しかもじわじわと吸収されるので長い間理想的な血中濃度を保てます。
では、こまめに合成のビタミンCをとればよいのか?ビタミンCはかなり酸性が強いので、胃腸に影響を与えてしまいます。
ビタミンCは常時一定以上の血中濃度が必要です。自然な形で、食物からとることが大事です。なお、サプリでもタイムリリースというものがあります。ゆっくりと吸収されるというものです。本当にその通りならば、非常に良いと思います。
ということで、私は柿の葉茶を常用していますが、以上のうんちくは体感はできていません。

温冷浴の効果

最初はシャワーで水をかけていました。
ちなみに、ものの本では
「シャワーでは、足先からだんだん上のほうへと水をかけていきます。洗面器で足からかけてもよいです。このときは、足先に一杯、膝下から一杯、へそ下から一杯、左肩へ一杯、右肩へ一杯、左肩へ一杯、右肩へ一杯、左肩へ一杯、右肩へ一杯と、都合左右各三杯くらいずつかけていきます。
また、露天温泉などでどうしても水のない場合は、一分間外に出て肌を外気にさらします」
とありますが、ある日、銭湯で水風呂に浸かってみたらその違いに驚かされました。水風呂の方が全然いいですね。
と、いうことで、折りたたみ式浴槽を買ってみました。温浴で暖まった体を冷やすのに、水風呂は結構あたたまってしまうようなので、なるべく大きな浴槽を使うのがよいようです。

ひとり暮らしの時は、浴槽に水を張りシャワーでお湯をかけるようにしました。これは掃除も簡単で、なによりもこれで冬を越したらすこぶる寒さに強くなりました。問題点は、シャワーとはいえ、釜に火を付けますと風呂桶のほうも少しずつあったまってしまうことです。釜に通じる風炉桶の穴をふさいだりと工夫させられました。
冬場、水温があまりに冷たくて1分間も入っていられないときは、入っていられるだけ入り、残りの時間はただ外で時間を費やし、1分してから湯に入ります。湯と湯の間隔1分は守りたいのですが、シャワーでは温まりにくいので、その辺は臨機応変。そもそも、温まらないようでは冷やしすぎで、14~15度にこだわらずに水風呂にお湯をさせばよいのでしょうが、めんどいのでしていません。
逆に夏場は水の温度が高くなり、これにはだれもが頭を悩ますところです。水風呂は洗面器一杯の氷くらいでは到底冷えてくれません。2リットルのペットボトルを凍らせて、水浴時に首の後ろにあてて、動脈の血液だけでも冷やすという工夫もあると聞きましたが、面倒なのでやっていません。

温冷浴では皮膚が収縮して自然にあかが落ちるので、体は洗う必要はないということで、私はデートの前日でもなければ、体は洗いません。でも、外に露出している首や手と股間、足先は洗う必要があるということです。洗うタイミングは、温冷浴の前、中、後いずれでもよいということで、私は2回湯に入り、水3回の後に洗い、もう一回ずつ入ります。

温冷浴を続けて、肌のきめが細かくなりました。寒さ対策にも一番です。寒さを感じる部分を徹底的に冷やすように入り、鍛えました。

ケガには毛管運動

指を切り落としても、直ちにくっ付けて毛管すれば元通りになる。と聞いています。

なるほど、指先を1㎝切り落とした時も、縦に1㎝切り裂いた時も毛管したら血はすぐに止まりました。病院に行く必要はないですね。血が飛び散らないようにとティッシュを巻き付けてセロテープで止めてから、微振動させました。

蚊にさされた時も、かゆいのを我慢して毛管。2分もすればかゆくなくなります。とげを抜くときも毛管と聞いております。何でも毛管ですね。

こういう場合は四足を上げる必要はなく、患部だけを心臓より高く上げて微振動させればよいのです。2分持ち上げて振って、5~10分下げて休むをくり返します。

 

通常、毛管運動の目的はとりあえず手足の血液を体に戻すことなので、どうやれば血液がよりよく戻るのかを、自分の感覚を頼りにいろいろと工夫しながら行っています。戻ってきたという感覚が来てからも、さらに1分くらい振動させていると筋力が付くそうです。やり過ぎると、筋肉に障害を与えますのでほどほどに。

終ったら手足をおろし10分脱力します。今度は逆に、手足に勢いよく血液がめぐっていくので、それを妨げないようにじっとするのだそうです。

金魚運動

 背骨の力、のみならず全身の力を抜いて、背骨、特に左右の肩甲骨の間辺りがよく動くように、それも小さく細かく動くように工夫すると非常に気持ちよいです。一応標準的なフォームが決まっているようですが、人によって筋肉の状態は違います。とにかく、背骨に振動がいくようにフォーム等を大胆に工夫しました。これだけで背骨は相当矯正されます。
 なお、金魚運動にはもう一つ目的があります。お腹のためにはとにかく振っていればよいので、特に考えていません。そういえば、サルサを踊ると便通がよくなると誰かが言っていました。盲腸炎で車で病院へ向かう途中、その振動で手術不要になってしまったという話もあります。(まだ道路の舗装率が低かった時代?)どうすればもっとお腹のためによくなるのか、工夫してみるのも面白いかも知れません。

合掌合蹠って

 甲田先生は床がすり減るほどにやって、股関節を矯正したそうですが、そこまでやらないといけないのでしょうか?大変ですね。

背腹運動の恵み

 毎分50往復できるようになるまで鍛錬して・・・ といいますが、ちんたらやっていても何もいいことがないので、とにかく50往復でやっています。
背骨を正すのも、頭の毛管も、50往復くらいのスピードでないととても効果は期待できません。無意味な運動をちんたらやっていても何の効果もなく、モチベーションが上がらないので、とにかくスピード重視で行なっています。
無理に早くやると無理がかかりますので、腰が痛くなったりしますが、そうなったら腰が痛くならないようにフォームを工夫する、といったようにしていきました。
甲田先生はひたすらこれをやって背骨を正したそうですが、そこまでいくにはどれくらいかかるのでしょうか?背骨の力を抜いてやらないと無理でしょうね。毛管的効果は体感できます。頭、目、鼻に効いている感じがします。

水をなるべく飲んでいます

水道水を信用しない方は、ペットボトルで購入されることになるのでしょうか?本国で生産販売されているペットボトルは加熱殺菌されています。輸入品では加熱されていないものがあります。よく調べたうえでお買い求めください。私は水道水を浄水器にとおしただけで飲んでいます。

1分間1㏄主義ですので、1分おきに1㏄ずつなめていれば理想的なのですが、現実的でないので、30分ごとに30ccでしょうか?こんなのは厳密に量ってもしょうがないので、大体でよいでしょう。30ccでも飲むという感じではなく、なめるという感覚でしょうか。

なんて、細かいことを考えていると飲めなくなってしまいますので、私は飲みたいように飲んでいます。1分間1㏄をちょっと意識しているだけです。
でも、胃腸の弱い人は注意が必要です。腹にたまってしまうので多くは飲めません。特に食事の前後一時間は控えます。幽門が閉まるので、腹にたまるのです。空腹な午前中に集中的に飲むようにします。それでも、一日せいぜい1リットルくらいに押さえておきます。
食後のがぶ飲みは誰でも気を付けるべきでしょう。

裸療法をするには

 CDは必須ですね。時計なんかとにらめっこしていたらやっていられません。市販のCDはいらない音楽が入っていますが、これが鼻についてきました。何しろ日に4回も聴くことになるので、相当お気に入りの音楽でないと耐えられなくなると思います。私はCDから音楽を消してしまいました。これで好きなCDを聴きながらでも、TVを観ながらでもできるようになりました。最近はボイスレコーダーで、容易に時間管理しながら録音できるので、たとえば「ピピッ」で脱ぐ、「ピピー」で着るというように決めて笛の音でも録音すれば、CDなんか自分で作れてしまいます。それも、BGMなしで。
CDラジカセのタイマー機能を活用し、朝5時に流れるようにすれば強制的に起されて裸療法することになります。目覚まし代わりになります。

渡辺医院へ入院してきました

 今まで西式をかじってはいたものの、あまり実践していなかったところ、渡辺医院に入院しました。院長は渡辺正先生でした。
渡辺医院では部屋によっても違うかもしれませんが、朝は5時から裸療法が始まります。朝3回、夕2回、みんなでやるので、サボリはなしです。ここの流儀では裸の時に六大法則をすましてしまいます。金魚運動がぶつ切りになったり、背腹運動が10分もできませんが、それでよしとなっています。ちなみに、甲田医院の流儀では裸の時にひたすら背腹運動をするそうです。実は、裸療法をするのは初めてだったのですが、とっても気持よかったです。
温冷浴があって、三号機にもかけてくれます。運動は自分ですると筋力が付き、器械で行なうとリラックスできると説明していました。ここでは両方するのでバランス良いのかも知れません。からし湿布もしてくれます。非常においしいにおいがします。あと、洗腸。これはあまりいただけません。
院長の診断も毎日あり、いろいろ質問ができてよかったです。

入院というよりは合宿ですね。ここで西式生活というものを学び、体験、そして習慣づけ、家に帰ってからもそれを続ける。西式生活、なかなかひとりでは大変なので、とりあえず入院することによって習慣づける。そのためには非常にお勧めです。

甲田療法の実践

決まりきったメニューで食の楽しみがあるのか?
そう疑問に思い、自己流でやっていたときはメニューは色とりどり、カロリーを守るようにしてやっておりました。するとどうなったか?あれを食べたい、これを食べたいで、一日中「こんどなにをつくろうか?」ということしか考えなくなりました。食べたいものがたくさんあるから食べすぎる。食の奴隷です。

甲田先生の指導の下、毎食同じメニューになったらどうなったか?
食べるときまでは食のことを忘れるようになりました。奴隷からの解放です。スーパーに行っても買うものが決まっているから、悩むこともなく早い。シンプルなメニューなので調理も簡単、そしていつでもおいしい。
たとえば、メニューに“豆腐”とあれば、どの豆腐が一番おいしいのかと食べ比べし、一番おいしいものを見つけたらその銘柄を食べ続けました。毎食同じものでも、私の中では最高のものを食べ続けました。豆腐は食べ方までこだわりました。丸かじりが一番です。最悪は箸で切りながら食べること。ひしゃげた断面からおいしい成分が流れ出てしまいます。刃物で切ると流出はないのでしょうが、今度は口の中にも流れ出ずイマイチです。良いのは、フォークなどでつぶさずにちょこっと引っかけて、つぶさず引きちぎるようにして食べることです。この断面のおいしさは絶品です。
自己流でやっていたときは、つまみ食いなどすると挫折感でいっぱいだったのですが、指導者のもとにいると今度は、その目をぬすむのが息抜きになったりします。また、日々の体調の変化に対しても、自己流だと疑心暗鬼で不安いっぱいでしたが、その点、指導者の存在は本当にありがたいです。毎日安心して過ごせます。
とはいえ、毎食非常においしくいただいているので、つまみ食いはしなくなりました。とくに生菜食をしているときは、変なものを食べてもおいしくないんですね。だから一口でやめておけばよいのに、二口と進んでしまうとくせになります。そうするとどうなるか?生食のおいしさが落ちてくるのです。といってつまみ食いもおいしくない。つまり、おいしいものが何もなくなってしまうのです。これはやばいと、あわててつまみ食いをやめる。そのあと2、3日はまだ生食はおいしくありませんが、味覚はいづれ回復してきます。
そんな感じですかね。

生菜食をしてみました

甲田先生の指導の下、生菜食をしてみました。
ほどなく、肌がものすごくきれいになりました。生玄米粉を食べると肌がきれいになるそうです。化粧品は外側から塗ってごまかそうとするものですが、生玄米粉を食す場合は、そのぬかに含有されている非加熱の油が肌の内側から作用して、表面にしみだしてきれいになっていくと聞きました。だから、どんな化粧品よりも美肌になるそうです。そういう理屈ですと、玄米粉でなくても、生ぬかだけを食べていてもきれいになるのかもしれません。

この決まりきったメニューで食の楽しみがあるのか?
実際に始めてみると、この限られた中でいかにおいしく食べられるのか工夫をするようになりました。青汁の材料の配合はもちろん、根のすり方、玄米粉の挽き方、あとは塩の銘柄まで凝るようになりました。ちなみに、大根は銅製のおろし金、ニンジンはセラミックのおろし器、山芋はセラミックすり鉢でするのがおいしいです。
青汁はみつばか大葉、春菊など香りのある物を入れるのが私は好きです。鶴紫やモロヘイヤなどのねばねばは食べづらいです。
玄米を挽くときは電動ミルに、2/5を入れ20秒、さらに2/5を入れ20秒、して1/5を入れ10秒と時間差で投入すると粒の大きさが不揃いになって絶品です。
玄米も生で食べると味がよくわかり、銘柄の違いに敏感になります。個人的には“ひとめぼれ”がお気に入りですが、新米のうちはよいのですが、夏が近付くころには香りが落ちてきますので、そのころは香りの強い“あきたこまち”の方がよくなります。“こしひかり”はどうにもよろしくありません。炊く場合とは違うのでしょう。
いいか悪いか分かりませんが、玄米粉にスパイスを混ぜると面白いです。カレー粉を入れるとまさにカレーです。ハチミツを入れるとまるで御家宝、黒砂糖だとかりんとう、山椒をまぜると鰻丼です。

様々なジュースマシンが市販されていますが、取扱いや掃除が簡単なものでないと大きな負担になります。栄養的にはパーフェクトでも、負担が大きくて続かなくなっては何もなりません。栄養的に100点の機械を使っても、面倒で続かなければ0点になってしまいます。私は取扱いの容易なミキサーを使っています。高速回転で栄養が云々と言われますが、たとえ栄養が半分に減ってしまったとしても続けていれば50点取れます。ストレスなく続けられることを第一にして、道具を選びました。

弁当にして持ち歩くときは象印の携帯ポット(内面フッ素コート)を使います。根はまとめてミキサーにかけ、レモンを少々入れます。大根の水分、ニンジンの甘さ、山芋の粘り、レモンの酸味で非常に美味です。それをまずポットに詰め、その上に青ドロ(こしていない青汁)を入れ二層にして持ち歩きます。シリコンのへらで食します。
めんどいからと根も葉も一食単にミキサーに入れてみますと、どうもおいしくないです。やはり食事は一本調子ではなく、変化が欲しいものです。葉は混ぜますが、根はそれぞれ単体ですりおろして食べるのがおいしいです。弁当の時はそれがかなわないので、根もまぜこぜでミキサーにかけます。
玄米粉はスイマグ容器に塩少々と入れて、よく振ってから持ち歩きます。ラッパ飲みにして食べます。
以上は私の工夫です。いろいろな人に細かい実践方法を聞いてみるのも面白いと思います。

ある程度厳格に続けると妙に勘がよくなってきて、私は耐えきれなくなり、厳格やめました。未来を予知しているだけなのだろうが、「私がそう思ったからそう実現してしまった」と錯覚してしまうのです。これにはとても耐えられませんでした。何でもやり過ぎるのはよろしくないですね。ほどほどがよいのでしょう。
なお、生菜食に限らず、いわゆる「ローフード」を続ければ、予知能力は出来上がるそうです。

断食の体験

 最初にご注意申し上げます。
古来断食は病気治しの切り札として珍重されてきましたが、その実施には危険も多く、安全に実施できるようにと西勝造先生は80年前に断食法を発表しました。そこには断食前の準備五十訓、断食中の五十訓、断食後の回復五十訓と計百五十訓も注意があります。このことからも、断食の危険性がわかります。では、その注意に忠実に行なえば大丈夫かというと、それも保証できません。80年前の日本人と、今の日本人では体質がずいぶんと変わってしまっています。体質が非常に悪くなっています。ですので、断食をされる場合は適切な指導者のもとで行なうことをお勧めします。
 断食中に何か食べたり、回復時に食べ過ぎたりして人事不省におちいるのは自業自得として、たとえば胃に傷がある人が断食すると血を吐きます。そうでなくとも、急に宿便が崩壊して腸をふさぎ、腸閉塞を起こすこともあります。ご自分でなさる場合は自己責任で行ってください。
当時は断食で一命をとりとめ、その後長寿を全うされた方もたくさんいましたが、現在では断食を行なってもあまり良くならないケースが増えてきていると聞いています。飽食の時代では、新たな工夫が必要なのでしょう。
 いまどきは、水だけの本断食はあまり行われていません。すまし汁や青汁、寒天、りんごを食べたりします。現代人向けの断食については甲田光雄先生が研究されていました。詳しくは氏の著書をお読みください。 
 断食を行なうと胃腸の働きがよくなり、以前よりも少ない量の食事量で足りるようになります。断食後も同じ量を食べ続けると、健康を害します。どうせ少食になるのであれば、断食といった危険を冒さず、最初から少食療法でいった方がよいと氏は言っていました。時間はかかりますが、少食でいった方が安全です。

 さてこの断食、甲田先生の指導の下やってみました。入院したかったのですが、させてもらえませんでした。聞くところによると、自分でできない人は入院させるそうです。
自宅で出勤を続けながら行いました。毎朝9時に先生に定時連絡はしました。
 「断食なんて、一日断食が何日か続くだけだよ」おっしゃる方がいますが、違いました。一日目は普通に過ぎ、二日目はお腹が減り、三日目以降体重が減り始めると空腹感はなくなりました。一日に自分の肉を一キロも食べているからでしょう。出勤はしていましたが、さすがに歩きはのろくなっていました。家に帰ったら裸療法、水風呂だけに数秒入り、あとは何もせず布団に入りました。
  最初、漸減食を一週間もかけたときは、すまし断食だったのですが三日くらいしかできませんでした。漸減食は三日でいいと聞き、それからは最終的に九日くらいできるようになりました。水だけの本断食の時は六日くらいでした。
特段、宿便が出たということはありませんでした。普段から少食をしていると、すでに腸の状態はよくなっているので、断食しても劇的な変化は起こらないそうです。