代表ブログ 001 – あなたのDNA設計図は、いつ、だれが描いたか?

われわれ人類の体は、おそらく5~10万年前くらい昔、つまり旧石器時代末期の平均的な環境のなかで、もっとも生存率が高くなるように設計されたものであると考えられます。

直立により上体を起こしている時間が長くなったことによって、脳の静脈血の還流は自然と促進され、脳が要求する多量の血液循環を可能にしたことも、人類進化の原動力の一つであろうと考えられます。

また、歩くことによって生じる筋肉の動きが、筋ポンプ作用を起こして血液循環を促進する仕組みを備えて、静脈血を重力に逆らって押し上げることを可能としました。

「空腹感」という本能をプログラムしておけば、何も考えなくても食料を求めて歩き回ることになり、その結果自ずと脳の働きも良くなるし、心臓よりはるか下部にある下肢の血液循環問題も解決するという、トータルではとても優れた設計コンセプトです。

ところが現代では、設計時点のライフスタイルで過ごしている人はまったくいないと言って良いでしょう。

立って歩き回らない限り、完全な血液循環は成立し得ないということが分かっていながら、それがなされないために健康上多くの問題が生じています。

だからといって、老いも若きもただひたら歩き回れば良い、というのでは現代社会は成り立ちません。そこで、設計コンセプトを十分に考慮しながら、より効率を良く、あるいは、より実践しやすい方法論というのが健康法の役割です。

これさえすれば、これさえ食べればといったような方法論は「健康法」とは言えないのではないでしょうか。