代表ブログ031 – 新型コロナ・ウィルス

これからお知らせする内容の一部は、私どもが発行している「月刊・西式健康法」誌に掲載した内容のダイジェスト版です。

なお、私どもでは創始者の意向で、雑誌業界の慣習であり、常識でもある、実際発行月の翌月を発行月とすることはしておりません。

一般的には3月上旬に発行、発売される月刊誌は4月号とされるのが一般的でして、これは情報源として書籍が圧倒的に主流であった時代の流れだそうです。

書店で雑誌を探していて、例えば3月下旬に3月号という表示を見れば、古い情報と思われてしまいますが、仮に3月末であったとしても「4月号」となっていれば、最新情報という印象を与えられるのではないか、ということであったようです。

もちろん、月刊誌の月号表示がすべて翌月になってしまっていれば、何らの優位性もないわけですが、すべてが4月号となっているなかで、3月号となっていれば、これは明らかに古い情報という印象を与えてしまいますから、一誌だけ正直表示というわけにはいかなくなっていまった、ということなのでしょう。

さて、本題に戻しますが、最初に新型コロナウィルスに関する情報をお伝えします。
まず新型コロナウィルスとは何か?という、基本的なことから若干の説明をいたします。
新型コロナウィルスという以上、当然旧型コロナウィルスというものが存在します。

コロナウィルス

ウィルスの分類というものは、けっこうややこしくて、体内で増殖されるとどういった病気を起こすのかという、病原体としての分類(臨床的分類)と、生物学的といったらよいのか、基本構造、増殖方法の類似性等から分類する方法(核酸分類)とがあります。というより、だそうです、と申し上げた方が正直なとことろです。

コロナウィルスというのは、家畜のウィルス性疾患(豚流行性下痢等)の病原ウィルスとして、獣医学上は以前から良く知られていたとのことですが、重大なヒト感染症の原因ウィルスとして注目されるようになったのは、SARS(重症急性呼吸器症候群)以降のことだそうです。
なお、その後のMARS(中東呼吸器症候群)もコロナウィルスによる疾病であり、各々その時点での「新型コロナウィルス病」であったということになります。

そういうわけで、今日問題になっている新型コロナウィルスが原因となる肺感染症には「COVID-19」という病名が与えられています。
「COVI」がコロナ・ウィルス(ヴァイラス)を略したもので、「D」が病気を表すディジーズ、19は「2019年」に発見、認識された西暦の下二桁であるとのことです。
そういったような事情で、ヒト疾病原因ウィルスとしてのコロナウィルスに対する研究は遅れているのだそうです。

家畜の場合には、感染力の強い感染症が流行するとニワトリでも豚でも、単純な最終コスト、経済的な理由で「殺処分」で解決しますから、コロナウィルス疾病に対しても、まともな治療法、予防法の研究がなされていなかったということのようです。
なお、コロナウィルスという名称は、ウィルス表面に特徴的な約20nmの王冠のようにも見える(コロナ)突起(スパイク)を持つことから、命名されたとのことです。

旧型のヒト型コロナウィルスは、風邪(非インフルエンザ)の原因ウィルスとしては知られていたとのことですが、重篤化することはほとんどなかったとのことで、やはり十分な研究はなされてこなかったようです。

コロナウィルスの特徴としては、ヒト型では肺臓の細胞を増殖に利用するのが得意であるが、家畜では消化管細胞を利用することが多いということと、今まで、控えめで地味な存在のウィルスであったが、ここ20年ほどは変異の方向と速度が、人類にとっては好ましくない方向へと急速に変わってきたということでしょう。

ヒト側の変化(環境破壊=抗ウィルス薬の多用も含んで)によるものなのか、単なるそういう時期にあたっているからだけなのかは不明です。

最新の治療法

現在時点では抗インフルエンザ薬として開発、備蓄されている「アビガン」が有効である可能性が高いということで、臨床試験が始まっていますし、喘息用の吸入ステロイド薬である「オルベスク」が劇的な効果を発揮した、という報告があったと報道されています。

いつの間にか、インフルエンザでも抗インフルエンザ薬を処方、服用するのが常識になってしまった感があります。

しかし、思い出していただきたいのですが、それはほんのここ数年の現象であって、それまでは風邪なんかおとなしく寝ていれば数日で治る、というのが常識でしたし、そういった薬剤を服用する人が劇的に増えたあとでも、感染者数、死亡者数が減少したなどという報告は一切ありません。

ただただ、製薬会社が売り上げを伸ばし、GDPのかさ上げに協力しただけのことです。

正式な臨床データでも、タミフル、リレンザ等を発症後に服用開始しても、風邪症状が出現する日数を7日程度から6.3日程度へと、わずか一日弱程度短縮できる、というのが最大の効果です。

服用しないからといって、時に重症化するといった事実もありませんし、インフルエンザによる致死率を数ポイント低下させることができる、といったようなデータすらありません。

それでも、そういったことが公表されると、今度は医療関係者等は予防目的(薬理作用的には有り得る作用です)で、流行時期が近づいたら、タミフルを予防服用しましょう、などといった信じられないような風潮が醸成されてしまいました。

その指示に従うとしたら、12月上旬から3月下旬頃まで、毎日タミフルを服用し続けなければなりません。

テレビのコメンテーターも「インフルエンザなら治療薬があるから良いが、今度の新型コロナウィルス肺炎には有効な薬剤がないから、とても恐ろしい」といったコメントが数多く語られるています。

インフルエンザという診断を受けたら、抗インフルエンザ薬を使うのが常識であり、それを使わないのは他人の生命、健康を尊重しない、極めて自己中心的な人間という烙印を押されてしまうことになりそうです。

抗ウィルス薬の問題点

それでも効けばよいではないか、とお考えの方も多いかと思いますが、抗ウィルス薬の薬理作用を知ってしまうと、そう呑気なことも言ってられません。

タミフルはインフルエンザにしか効かないけど、なぜ?アビガンはインフルエンザ薬でありながらも、現在流行中のCOVID-19にも有効である可能性が高いかというと、それは、ウィルス複製過程のより基本的な部分で作用するからです。

タミフルは「ノイラミニダーゼ阻害薬」というのが薬剤としての分類名ですが、これはどういう作用かというと、宿主細胞に作らせた複製ウィルスが、宿主細胞の細胞膜を通り抜けて脱出する際に、その細胞膜を修復させる作用を持つ酵素を持っているから、宿主細胞を破壊せず、生かしたまま複製を作り続けることを可能とする作用です。

そのインフルエンザウィルスが持っている酵素に「ノイラミニダーゼ」という名称が与えられ、その酵素の働きを妨害する作用を有するのが、タミフルに含まれる有効成分である「オセルタミビルリン酸塩」であるということです。

ウィルス増殖のための、ウィルスのための特殊なたんぱく合成を阻害する作用ですから、人体に悪影響が生じる恐れは少ないと考えられますが、「アビガン」はそういうわけにはいきません。

特定ではありますが、RNA合成自体を阻害する作用ですから、人体の細胞分裂の際の不完全分裂を惹起する可能性が十分に予想されるのです。

これは単なる私の推測ではありません。アビガンには明確な催奇性があり、妊婦の使用は禁忌とされています。念のため説明しますと、催奇性とは子供に奇形を生じさせる、ということです。

もともと、たった1個の細胞が遺伝子の指示に従って分裂を進めていって、最終的にヒトになるわけですが、その途中の、毎回の分裂のたびにその仕事を具体的に指示する特定遺伝子内容が、忠実に複製されていない状態で再生(合成)が行われてしまえば、当然ながら奇形のリスクは著しく高まることになります。というより避けられません。

アビガンの場合、サルでも催奇性が確認されているそうですので、ヒト胎児でも確実です。では、大人なら何の問題もないか言うと、もちろんそんなことはないでしょう。
胎児だけではすまないであろうことは確実であると私は考えています。

一部の細胞を除けば、大人になっても、分裂、再生を続けるものが多いですから、まったく影響がないということは有り得ません。

とくに、胎児だけでなく、細胞分裂の盛んな乳幼児、小児には対する使用は絶対に避けるべきです。確実に細胞の複製ミスを起すことが判っているのですから。

オルべスコはどうか?

このニュースは3月3日のニュースですが、「オルベスコ」(成分名は「シクレソニド」)というステロイド系喘息治療薬が、COVID-19発症者に劇的な効果を表したようだ、というニュースがリリースされました。

ダイヤモンド・プリンセス号の乗客でCOVID-19を発症し、肺炎を起した神奈川県立足柄上病院の入院患者3名に「オルベスコ」という吸入喘息治療薬を吸引させたところ、劇的な改善を示した、という報告が日本感染症学会を通じて発表された、という内容です。

3名のうち1名は、当初はロピナビル・リトナビル(抗HIV薬)を投与したが、副作用が強く中断しその後オルベスコを吸入投与したところ劇的に改善したとされています。

残りの2名は、当初数日間は酸素吸入、輸液といった保存療法のみを行っていたが入院5日目より、オルベスコを単剤投与したところ2日程度で劇的な改善を見せた、ということでした。

普通であれば、とにかく特効薬が見つかって良かった、という話になるわけですが、ちょっと冷静に考えてみる必要がありそうです。

というのは、いくつか不自然な点もあるからです。まず、オルベスコ吸入薬は2007年の承認なのですが、その際に認められた作用、効果は

『合成ステロイド剤で喘息抑制作用、抗炎症作用があり気道の炎症を抑えて喘息発作の程度、頻度を軽減します。通常気管支喘息の治療に用いられます。既に起きてしまった発作を速やかに抑える薬ではありません』

といった内容です。もちろん「抗ウィルス作用」などといった効果については、まったく認められていません。

もちろん、厚生労働省が認可した際には、抗ウィルス作用についての認可申請はなされなかったけれども、実際にはそういった作用があって、それが劇的な効果を発揮するというこであれば、認可内容などどうでも良いということになりますが、そういった開発意図も、実験もまったくなされていた形跡が見当たらないのです。

足柄上病院が試験的な臨床投与に踏み切るに至ったきっかけは、国立感染症研究所の本年2月19日に公表された研究報告であるとのことで、その内容は以下の通りです。

「シクレソニドがCOVID-19に対し強い抗ウイルス活性を有する。シクレソニドとロピナビル・リトナビル(抗HIV薬)を同一濃度で比較したinvitro研究では、シクレソニドはロピナビル・リトナビルと同等、あるいはそれ以上のウイルス増殖防止効果がみられた。なお、シクレソニド以外の吸入ステロイドの抗ウイルス作用は現時点では認められていない。」

※「invitro研究」(イン・ヴィトロ)とは、生体内における反応結果ではなく、あくまで試験管、シャーレ等の中で確認された実験結果、という意味です。生体内(invivo)での反応は非常に複雑ですから、必ずしもinvitroにおいて生じた現象がinvivoで生じるわけではありません。

という内容なのですが。しかし、ちょっと考えてみていただきたいと思うのは、国立感染症研究所は、いったいどういった推定、根拠に基づいてこの比較実験を実施したのか?という点です。

効果・作用の面で、抗ウィルス作用がまったく期待できないはずの、シクレソニドを、しかも、他のステロイド吸入薬と比較までして、なぜこの時期に時間と人手を費やすことを選択したのかということです。

2020年1月28日に最初の国内感染者(奈良市のバス運転手さん)が確認され、2月3日にはダイヤモンドプリンセス号が横浜港に到着しており、数日後には陽性者の存在が確認されていました。

感染研もそれ以降、多忙を極めたと思うのですが、それでも19日に公表できた、ということは、時系列的にもおかしいのではないかと思います。

感染研でも、国や各自治体からの防疫体制への協力要請、アドバイザリー業務等々で土、日も返上で仕事をしていたのではないかと推察できますし、研究部門では各種薬剤の有効性を確認する作業も平行して行っていたとしても、各種抗ウィルス薬の有効性を比較、確認するだけで手一杯であったと思われます。

ところが、優先順位で考えれば思いつくはずもなかろう、用途外の喘息用吸入ステロイド剤の有効性を確認していた研究ティームが、実際に存在していたということになります。

感染研の所長が、そこまでの細かい指揮をする組織系統ではないのでしょうが、普通の部門長であれば、そういった研究、実験はひと段落してから考えろ、と叱り飛ばすのではないか、普通は容認しないのではないか、と考えてしまいます。

何か裏がありそうな?というということです。

仮にオルベスコが有効であったとしても

確かに炎症は治まり、咳も治まったのでしょう。ただ、注意すべきはその服用量です。本来喘息発作を抑制するための薬ですから、通常の喘息発作抑制用には低用量使用が推奨されているのですが、COVID-19患者には認可投与上限量を超える投与量(1.5倍)も実施しています。

実際に、病院が発表した治療経緯を確認すると、公表時点では、確かに3人とも症状は著しく改善しているものの、オルベスコ単剤投与の2名は、症状消失後もウィルス陽性反応(PCR法)は継続しているとのことです。

ウィルス反応陰性となった患者1名はオルベスコ投与前に、ロピナビル・リトナビル(抗HIV薬)を9日間投与したとされています。

3月2日時点で退院できているのも、両剤を併用した結果陰性となった患者1名のみで、他の2名は現在も入院中で、オルベスコを増量し単剤投与を継続しているとのことです。

ということは、普通に考えれば、COVID-19ウィルスを撃退したのは、ロピナビル・リトナビルの方で、ステロイド剤である高用量のオルベスコは、ただ単に炎症反応を抑えただけ、と考える方が自然です。

ウィルスに対する免疫反応が気道、肺胞の炎症であり、一般的には、その炎症によってガス交換効率が著しく低下して血中酸素濃度の低下→多臓器不全といった順序になります。

一方、大量のステロイド剤を投与すればほとんどの炎症反応は治まりますが、それは病気、症状の原因が解決したわけでもなんでもなく、単に、免疫反応を抑制した結果です。

免疫抑制剤としての作用に過ぎません。

であるからこそ、オベルスコ単剤投与の患者はウィルス反応が陰性にはならないのではないかと考えられます。

つまり、陽性継続の2名は、免疫反応(炎症等)は完全に停止したものの、免疫能の停止した体内では際限なくウィルスが増殖し続けていることが懸念されます。

薬理学上は、そう考えるしかありませんが、何かの奇跡によってCOVID-19ウィルスを撃退できることを願うのみです。

西式健康法ではどのような療法を実施するか

体力が弱ってしまった状態で、免疫能をフルに発動して手強いウィルスと戦うのはかなり負担になります。

体力が弱ってしまえば、免疫能が勝利する前に命を落とすということになり兼ねません。

未知のウィルスの場合には、当初はまったく何の防衛手段を持ち合わせませんから、抗体産生体制が整うまでの間は、ウィルスは好き放題に増殖します。

ウィルスがたんぱく合成を指示するRNAを細胞(COVID-19ウィルスの場合は肺胞等の細胞を使って増殖するのが得意なようです)に侵入させることによって、我々の細胞のたんぱく合成能力を利用してウィルスの複製を作り続けます。正確には作らせ続けます。

ウィルスというのは無限と言ってよいほどの種類、またその中には多数の変異種がありますから、我々に病的な症状をまったく表さないまま、増殖に利用されているケースも多々あるのだそうです。
COVID-19ウィルスも感染陽性、無症状者という存在が多々あるとされているようにです。

さて、すでに、そのウィルスに適合する抗体産生能がある(俗に免疫がある、と表現します)場合には、その侵入ウィルスをまったく増殖させることなく、退治してしまいますが、相手ウィルスがお初の新人であれば、免疫能の作動が始まりませんから、ウィルスはかなり増殖してしまいます。

その結果、増殖に利用されている乗っ取られてしまった細胞が、本来の仕事をしないために、自らの白血球類に処分されしまうからなのか、そのあたりは良く判りませんが、何某かの不調が現われる、症状が出るということになります。

体力の弱っている人の場合には、免疫能が発動する前に、相手ウィルスによっては肉体的な細胞レベルのダメージを受けてしまいますから、戦いは不利になってしまう、生命を落とすこともある、ということです。

そこで、西式健康法では「辛子泥湿布」といった療法を実施します。

なんか、COVID-19、オベルスコ、ロピナビル・リトナビルなどと霊験新たかな名称が並んでいる中では、えっ「辛子泥湿布」?、といったイメージを抱かれるかも知れませんが、その作用機序について解説します。

詳しいことは、他のページなり西式健康法関係の書籍等を参考にしていただきたいところですが、今回はメールで請求していただければ、資料をコピーして郵送します。

お申込件数が少なければ、送料(郵便料金)もこちらで持ちますが、万一多数の方々からお申し込みをいただいてしまった場合には、切手をお送りくださいといったお願い文を資料送付の封筒に入れさせていただくかもしれません。ご了解ください。

概略は、辛子を湯で練ったものを胸幅相当のガーゼに伸ばして、それを喉元から肋骨の下辺りまで貼付します。通常数分でヒリヒリしてきます。

辛子の刺激が強すぎると思った場合には(作り直しになってしまいますが)、小麦粉等で増量して刺激の強さを適宜調整してください。

刺激が強すぎてもいけませんから、最大で20分は超えないようにしてください。ヒリヒリ感を感じても、10分程度は我慢したいところです。

何を期待してこの療法を実施するのかと言うと、ウォーミングアップというか免疫能発動寸前状態に体を持っていくことです。

辛子の刺激で、本能にとっては原因不明の炎症を起し、免疫細胞のパトロール密度を上げさせるのです。

怪しいヒトがうろついているという内容で110番通報をすると、5分後には近所の交番から自転車に乗った警察官が1~2名(都市部の場合です)、5~10分後にはパトカーも、サイレン(今でもそう呼ぶのでしょうか?)は鳴らさずに、やってきます。

本当に犯罪がらみの不審者がいた場合には、警察が取りあえず身柄を押さえてくれますが、誰も通報しなければ警察は来ません。

もちろん定時パトロールの職務質問の実施で、未然に犯罪を防いでくれる場合もないわけではありませんが、誰が考えても通報があったほうがパトロールの密度は濃くなるに決まっています。

それと同じことなのです。害のない範囲の刺激を与えて、パトロールの密度を上げて、早く犯罪者を検挙する、という体制のために最適な方法が「辛子泥湿布」である、ということです。

ですから、「辛子泥湿布」は健康法として毎日欠かさず実施すべき、といったものではなく、あくまで特殊療法に分類されます。
感染症の流行時期や、とくに流行時期でなくても無理を重ねたような時、つまりご自分の免疫体制が弱くなっているかもしれないぞ、というような時に実施してください。